mixiの方に書いたやつを、ちょっと手直しして転載します。

日曜日の秋葉原ホコ天で演奏してるバンドが、個人的に苦痛というかウザったいです。
私の場合、街をうろつくだけで聞きたくも無い音楽を爆音で強制的に聴かされるのは、苦痛以外の何者でもないのですが、皆さんはどうでしょうか。そして彼らホコ天ゲリラ系バンドは、単に騒音を垂れ流すだけでなく、秋葉原の歩行者天国を閉鎖に追い込む原因になるかもしれないという話です。

諸外国で行われている様々なストリートパフォーマンスは、エンタテイメントとしての完成度が非常に高く、子供から大人まで誰が見ても楽しめる物として、風景に溶け込むまでに昇華されているものであると思います。

しかしながら日本での代表的なストリートパフォーマンスであるアマチュアバンド演奏は、その大多数が一部の若者をターゲットとしたジャンルの音楽演奏に終始し、歩行者天国などの空間で安易に演奏を始め、その公共スペースを使用する大多数が、彼らの演奏する音楽に興味を持てずに素通りしており、さらには私のように不快感まで覚えてしまっている人も決して少なくないというのが現状だと思います。

最近の秋葉原における路上での演奏やパフォーマンスは、人が集まる場所において、単なる「宣伝」としての営業演奏の側面が強く、「話題性があって、週末は人が集まり、歩行者天国が行われている街」というだけで、安易にゲリラ演奏を行うバンドが現在増えているように感じます。

再三にわたり警察から注意を受け、それでもなお演奏を続ける彼らを見ていると、過去に代々木や原宿、渋谷で見た光景を思い出します。 その光景の末路は「歩行者天国の中止」でした。

以前は秋葉原の歩行者天国も、中央通り全てを使用した上野から銀座まで全長5kmの日本最長歩行者天国の一部でしたが、現在では交通渋滞を理由として銀座と秋葉原のみに縮小されています。現在の無秩序なバンド演奏が、秋葉原歩行者天国閉鎖の原因とならなければ良いのですが…

参考URL

消えていく歩行者天国
http://homepage1.nifty.com/yokoze/poli/y_cl030722.htm

歩行者天国(警視庁)
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/kisei/hoko.htm

既に都内の大規模歩行者天国は3個所しか残ってません。
この歩行者天国も、警察の判断で「天候不順」となると行われていないのが実情です。

現在の「やったもん勝ち」状態な秋葉原歩行者天国を見ていると、そろそろ大きな動きがあってもおかしくない頃だと思いますが、どうなのでしょうね？

と、ここまでがmixiで書いた文でした。
私自身は音楽が嫌いじゃないですし、当然好きなバンドのライブ行ったり通勤途中に音楽聞いたりもします。ストリートから発信されるカルチャーがあることも知っていますし、彼らが路上ライブを行う理由もわかります。ただ、日本におけるストリートシーンというのは、あまりにもネガティブなイメージが定着しすぎていていますので、行う側もそれを理解した上で、無茶をせずに行政とバランスを取りながら行う必要があると思います。