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秋葉原勤務のヲタが日々の雑感などを書いてます。

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2007年03月27日


雑記 都知事選は300万円で行える宣伝広告大会です

毎回面白な泡沫候補が出てくる都知事選挙ですが、これはすでに「300万円払って自分を宣伝する場所」になっているだけの話だという事は重々承知していても、毎度毎度ホントに笑わせてくれます。

たとえばこの人

外山恒一の政見放送 [2007/03/25]
http://www.youtube.com/watch?v=ccwpbsJsWvM

すでに2chやニコニコ動画等で大人気ですが、これは広告宣伝として大成功な事例でしょう。こうやってエントリーで書いてしまうことすらも、彼の手のひらの上に乗っているのかもしれません。
ちなみにこの候補者が見ろと言っているポスター2種類については、政見放送前にたまたま見ていたのですが、とてもくだらない陰謀論と、何十年前の話だよというほど古臭い極左的な政府転覆ネタだったので、チラ見でスルーしつつも、今回の面白候補No.1かなと思っていたらそのとおりでした。

都知事への立候補事情を調べようとググってみると、悪徳商法マニアックスの人も立候補の準備だけはしたようですが、供託金の300万円であきらめたそうです。

都知事選立候補の届け出書類を、もらってきましたhttp://beyond.2log.net/akutoku/topics/2007/0317.html

で、この300万円が高いと考えるのか、安いと考えるのか、私は広告宣伝の費用として考えると「使用される各種媒体への手間がかからん割に安いなぁ」と思います。
新聞への選挙公報掲載、テレビでの政見放送、都内1万箇所以上に掲示されるポスターなどなど。これに加えて最近では2chなど影響力の強いインターネット媒体で話題になる等、有効得票総数の10%に満たなく、たとえ供託金が全額没収されても宣伝効果としてはアリなのではないかと考えられます。
1991年の都知事選挙に出馬した内田裕也氏などは、政見放送で自らのロック魂をアピールし、この放送は伝説の面白動画としてYouTubeでは多数の閲覧があります。都知事選挙ではありませんが、2004年に衆議院選挙に立候補した又吉イエス氏も、ネット上や都内(主に秋葉原)でいまだに絶大な人気を誇っています。

300万円でこの効果は安い、そう考えると私も次の都知事選挙に立候補して、秋葉原におけるストリートパフォーマンス禁止とか、オタクが云々とか、まあ、何でもいいからつまらん事を軽くマニフェストにしながらも、自分の事業と結びつけて宣伝できると良いのではとか思ったのですが、そういうオタク系政治家が何処かにいたような気もしますし、まずは目の前の嫁さんを説得しなければならず、これは都知事に当選するよりも難しいと思われるのでやめときます。



投稿者 shinichi : 2007年03月27日 00:12
http://multi.nadenade.com/shinichi/archives/2007/03/300.html

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