タイトル

illustration by Takahashi Rina


秋葉原勤務のヲタが日々の雑感などを書いてます。

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2005年09月28日


雑記 メイド喫茶と風俗営業

メイド喫茶に明日はあるの?(その2)
http://d.hatena.ne.jp/Hayashida/20050926/1127742424

早速話題になってますね。とりあえず風営関連だけ話題に参加します。
風俗営業に関わったことがある人にとっては、この法律の重要性と、法律を守らないで営業することのリスクをよーくわかっているので、思わず「それ、危なくね?」とか考えたりするんですよねぇ…
一応書いておきますが、法律の専門家ではないので、誤解や事実認識の間違いがあった場合は訂正したしますので、ご指摘の程、宜しくお願いします。

まず、風俗営業法に詳しくない人向けにウンチク。

風俗営業とは?
http://www.kawahara-office.com/fuzoku/about.html

私のお店は風営店?
http://www17.ocn.ne.jp/~fuzoku/hueitentowa.html

上記リンク内容をもう少し補足。
風俗営業適正化法(警察風に言うと風適法、一般的には風営法)と聞くと、まず頭に思い浮かぶのがソープ、ヘルスなどの、いわゆる「いかがわしい系」商売だと思います。しかし性的サービスを提供する業種は性風俗特殊営業として風適法上でも別扱いで、パチンコ屋、ゲーセンなどの風俗営業とは別物として区別されております。

今回メイド喫茶について指摘されているのは「お酒を飲みながら女性と会話を楽しむ場所」として、風俗営業適正化法における2号営業対象ではないか、という点です。まずここを理解しないと、いろいろとごっちゃになるかと思われますのでご注意を。

で、実際どーなのかと考えると…
具体的な店名は出しませんが、一部の店舗は2号営業の許可を取らないと危ないかも、というのが個人的な感想です。お酒を出していて、従業員女性との会話を含めたコミュニケーションが売りになっていると、警察がその気になれば摘発を受ける可能性が高いのではないかと思われます。

ママさんが1人で経営している薄暗い、カウンター席しかない小さなクラブと、椅子、テーブル設置で、店内も明るくコスプレ店員さんが沢山いるお店では比較にならないのでは、と思うかもしれませんが、
法律上だと実質的な運営内容が問われると思われますので、お酒を提供しながら、オムレツにメッセージ書いたりオニギリ作ったりしつつ、お客と楽しげに会話するのも、考え方によってはアウトかもしれません。

この辺の適用基準というのは何とも言えない所もあるのですが、一度摘発に乗り出すとあっという間にそれが基準となります。最近首都圏では、風適法の隙間をついた形で営業していた24時間ゲーセンが次々と閉店しているのですが、これは業界団体と当局による「いい加減にしないと捕まえるよ」という圧力のためです。それまでは黙認でも「これはアウト」と当局が決めたら、以降はそれが摘発基準になるのは否めないというのはこういった事例からもおわかりいただけるかと思います。

ただし、警察は他に摘発すべき脱法営業(違法マッサージなど)が沢山あるので、メイド喫茶に手が及ぶのかは疑問です。もし摘発対象となるきっかけがあるとするならば、未成年者の雇用あたりが危ないかもしれません。

そんなわけで「お酒を出していて、女性従業員とのコミュニケーションやゲーム遊びなどが売りで、未成年を雇用している店舗」は確実にヤバイと思いますが、そんな店は私が知る限り無いですね。

ちなみに、ゲームセンターに明日はあるの?」を書いているHayashidaさんって、直接の面識は無いのですが、仕事上何度かお名前だけは伺っている方なので、以前から日記をチェックさせて頂いていたんですが、今回はメイド喫茶ですか。
個人的には最近急激に増えている「ダーツバー」について書いていただきたいです。明らかに営業面積の10%を超えてダーツマシン設置している店舗が多いので、これもそろそろ摘発される店舗がでるのかなぁ、とか思います。


投稿者 shinichi : 10:52 | コメント (2) | トラックバック
http://multi.nadenade.com/shinichi/archives/2005/09/post_29.html

2005年09月12日


Web セガBBS、ついに完全閉鎖へ

「サークルをつくろう!」と「セガBBS」の統合に関するおしらせ
http://sega.jp/community/bbs/info050901.html

一部BBSは残りますが、事実上のセガBBS完全閉鎖ですね。
閉鎖対象の中でも、そこそこ書き込みのあった「サクラ大戦」と「バーチャロン」ですが、現在も新作が発表されているサクラ大戦は閉鎖反対の大合唱で、閉鎖阻止に向けて激しく動いています。かたや今年で10周年記念だけど、新作は絶対に発売されないであろうバーチャロンは「しゃーないね」的なムードなのが対照的で興味深いです。

個人的に「サクラ大戦」は、新規ユーザーへの窓口として健全に機能しているような気がするので、現在のセガBBS形式でサーバーの隅っこに残しても良いかと思いますが、セガとしても運営戦略的に「SEGA Link」「サークルを作ろう」に誘導したいでしょうし、これも時代の流れという事なのでしょう。

参考
セガBBSの歴史


投稿者 shinichi : 00:33 | コメント (25) | トラックバック
http://multi.nadenade.com/shinichi/archives/2005/09/bbs.html

2005年09月02日


GAME AMショーで見つけた面白かったモノ

ゲーム紹介は企業系サイトにお任せ。


タイトーから「マイアヒ」がプライズ展開でビックリ。


名前は「のまネコ」だそうです。


結構かわいい。


販促用エプロン。これ欲しい。


バンプレストは景山ヒロノブミニライブの大盤振る舞い。キャラコンテンツ持ってると強いです。


コスプレのレコたんが配っていたエスプII販促品。直接首にかけてくれました。


そのレコたんことちゃぷさん。

で、ゲームは正直「これっ!」てのが無かったんですが、個人的には「サイファイ」に期待したいです。
話題のナムコガンダムはサイズ的にテーマパークアトラクなんで、よほど気合の入った店しか置けないのが何とも。「ドルアーガオンライン」もあの完成度では評価出来ないっす。割と評判の良い「ソーサリアンレジェンド」に関しては、PC版の展開を匂わせている時点でアーケード的に終了。

ビデオが割と元気だったんですけど、「超DBZ」と「北斗」は未プレイで評価出来ず。「虫姫たま」は基板価格高すぎかもよ?ケイブブースでリピートで流れまくっていた「レコde唱歌」は耳について離れなくなるので気をつけましょう。レコがゆくよ〜レコがゆくよ〜♪


投稿者 shinichi : 21:58 | コメント (25) | トラックバック
http://multi.nadenade.com/shinichi/archives/2005/09/am.html


GAME 韓国製パクリゲームをめぐるセガとタイトーの仁義無き争い

以前このサイトでも紹介したことがある、セガのムシキング系カードゲーム「恐竜キング」ですが、今年6月に韓国にて「恐竜キング」に良く似た(というかそのままな)「ダイノキング」なる名称の類似ゲームが販売、稼動していることが発覚。ムシキング系のゲームではバンプレストより発売されている「データカードダス ドラゴンボールZ」もあるんですけど、「ダイノキング」は名前やジャンケンによる勝敗システム、カード内容など、あまりにも「恐竜キング」そのままで、パクリを超えた「コピー商品」としか言いようが無い節操のなさ。さすが韓国ここまでやるか、と業界関係者を震え上がらせました。

本家セガ「恐竜キング」公式
http://kyoryu-king.com/

韓国「ダイノキング」公式
http://www.dinoking.co.kr/


と、ここまでは最近だとよくある話なので、「また韓国か」と震え上がる程度で終わっていたのですが、このゲームをタイトーが日本国内で販売すると発表したから大変です。現在幕張で行われているAMショーにタイトーブースより出展されており、日本語サイトまで出来上がっております。

タイトー「ダイノキング」日本語ページ
http://dinoking.jp/

そもそも「恐竜キング」は次期ムシキングとしてテスト開発されたゲームのようで、市場に出たのはロケテストの短い期間のみです。ゲーム内容もムシキングのキャラ置き換えとなっており、セガとしてはムシキングブームが続くうちはリリースする予定は無かったらしく、公式サイトも一旦消えてお蔵入りしていました。

ところが「ダイノキング」のようなコピー商品が流通してしまったため、突如今年8月に再度ロケテストを行い、公式サイトを復活させてAMショーに出展するという事態になっています。そこにきてタイトーから国内流通が発表され、非常にきな臭い、仁義無き戦いに発展しそうな様相となっており、セガとタイトーはこの事態はどのように収拾するのか、関係者の熱い注目を集めています。

そもそもセガとしては「ダイノキング」の情報が出回った時点で、これを非常に問題視していたようで、株式総会にて株主からの「ダイノキング」についての質問に対して、セガ関係者から問題として認識している旨の発言もあったそうです。一連の緊急製品リリースなどの流れを見ている限り、法的措置を取るのは時間の問題と思われていました。その状況でのショー出展と言うことで、一部ではショー出展のみで販売はしないのではないかとの話も囁かれています。

ムシキングが空前の大ブームの中、各メーカーともにアーケードキッズカードという新たなジャンルの開拓に必死なのは理解できますが、今回タイトーは少々やらかしてしまった感が強い印象があります。そして韓国の節操のないパクリに、歯止めを欠ける為の措置はないのかとも思いますが、難しい状況なのですかねぇ。何はともあれ成り行きを見守りたいと思います。


参考 AMショーにおけるセガブースに掲示されていた警告文。

参考サイト
ハマピカ屋
http://www.fiberbit.net/user/hamapika/


投稿者 shinichi : 11:51 | コメント (38) | トラックバック
http://multi.nadenade.com/shinichi/archives/2005/09/post_28.html